部門・診療案内
病棟について
当院の入院施設は、明るい光が差し込む静かな環境であり、おだやかな気持ちで入院していただけます。
入院は統合失調症、うつ病、双極性障害(躁うつ病)、不安障害、強迫性障害などの病気の方を中心としています。
しかし、それだけではなく、摂食障害、修正型電気けいれん療法(mECT)、治療抵抗性統合失調症に対するクロザピン治療、手術が必要なものの一般病棟での入院がむずかしい方(認知症など)、身体疾患に伴い精神症状が現れた方(器質性精神障害)などを対象とした、他の診療科と緊密に連携できる総合病院の強みを生かした治療も行っています。
入院中は薬物療法だけではなく、主治医・看護師・心理士による精神療法やカウンセリング、作業療法士によるリハビリなど、多職種によるチーム治療を行うことによって心身の安定を目指します。
2020年春より改築工事を行い、38床に減床の上で全室を閉鎖病棟化いたしました。陰圧室も整備され、感染症などの重篤な身体合併症をお持ちの患者さまも入院が可能な体制となっております。
子どものこころ診療科について
当科では、幼児から18 歳未満のお子さんのこころの診療を行っています。
初診時に中学生以下の方が対象となります(中学卒業後で18歳未満の方は、神経科精神科の思春期外来が担当となります)。
自閉スペクトラム症・ ADHD など発達障害を主な対象とする部門
(金曜初診)
- 発達障害原因究明のために基礎研究に協力しています。
- 自閉スペクトラム症(自閉症、アスペルガー障害)、注意欠如・多動症、学習障害などの発達障害の子ども達の診断をしています。
- 当科では、患者さんの診断評価を正確に行い、他の医療施設や療育施設との連携により、療育や社会参加のための道筋を示します。
- 療育のための支援機関を紹介しています。
児童精神一般を対象とする部門
(月曜初診)
- 不登校、不安障害、強迫性障害、摂食障害、気分障害、統合失調症など児童精神一般の疾患に対応しています。
- 必要な心理検査を適宜行い、子どもの状態に合わせて精神療法及び薬物療法について検討します。
- 金沢大学附属病院には児童精神科病棟がないため、入院治療が必要な際には精神科病棟に入院になります。
医師、心理士、看護師が協力して子どもの治療を行います。 - 地域医療や教育機関と連携して子どもに必要な環境の調整に努めます。
スタッフ紹介
菊知 充 (きくち みつる) | 診療科長 金沢大学医薬保健研究域医学系 精神行動科学 教授 精神保健指定医、日本精神神経学会専門医・指導医 日本臨床神経生理学会認定医 |
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廣澤 徹 (ひろさわ てつ) | 金沢大学子どものこころの発達研究センター 准教授 精神保健指定医、日本精神神経学会専門医・指導医 子どものこころの専門医・指導医 |
佐野 滋彦 (さの ますひこ) | 金沢大学附属病院 神経科精神科 助教 精神保健指定医、日本精神神経学会専門医・指導医 |
湯淺 慧吾 (ゆあさ けいご) | 金沢大学附属病院 神経科精神科 医員 精神保健指定医、日本精神神経学会専門医 |
安本 眞衣 (やすもと まい) | 金沢大学附属病院 神経科精神科 医員 |
研修希望の方へ
お問い合わせ先
金沢大学附属病院での研修中は、子どものこころ診療科医師の指導のもと、外来診察の陪席や児童思春期の入院症例の担当を行うことが可能です。
初期臨床研修を修了後の研修内容と、精神保健指定医や精神科専門医を取得後の研修内容は異なります。研修を希望する方の病院見学は随時受け付けています。
お問合せは、下記までご連絡ください。
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