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金沢大学附属病院 精神科 医局の紹介

後期研修プログラム

後期研修を希望する方、または精神科への転科を希望する方の病院見学は随時受け付けています。

お問合せは、医局長 長澤達也まで
TEL:(076)265-2307  E-mail:nagasawa-psy@umin.ac.jp

※メールアドレスをコピーペーストして送信する場合は、アットマークを小文字に変えて送信してください。




1.概要

 精神医学の幅広い分野で診断治療の技術を身につけ、精神保健指定医の資格を取り、精神科医として充実した臨床ができることが目標です。
 精神医学がカバーする領域は広く、統合失調症、気分障害、不安障害などの精神疾患や小児の発達障害や認知症などの器質性精神疾患などで学問領域は精神医学、臨床神経学、臨床心理学、小児科学、神経生理学、臨床脳波学、精神保健学にまたがります。近年、うつ病と不安障害の患者数の増加が顕著で、自殺予防などの職場や学校での精神保健の充実が求められています。
 このように精神医療への需要が増す一方で、精神保健指定医は絶対的に不足しております。当科は大学病院という公立総合病院にある神経科精神科で、看護スタッフ、臨床心理士、作業療法士などのコメディカル・スタッフが充実し、病棟や検査機器などのインフラが整備された診療科です。
 精神医療はおおまかには、総合病院の精神科や神経科(公立または私立)、単科の精神科病院(公立または私立)を中心に行われており、それぞれに特徴があります。関連病院も北陸三県にあり、精神病理に興味があり慢性の精神疾患をじっくり診たい先生、リエゾン精神医学をやりたい先生、器質性精神病に興味のある先生、脳波や画像の研究をしたい先生など、興味や関心に応じて研修病院を割り振ることもできます。
 臨床での疑問を動機として研究につなげたいというのが、当教室の願いであり目標です。






2.当科の特色

 2009年に開設100周年を迎えた歴史ある精神医学教室です。

(1)統合失調症、気分障害、不安障害、器質性精神障害をはじめ幅広く精神疾患に対応しています。特に摂食障害や強迫性障害などの難治性疾患には行動・認知療法を取り入れ、薬物・精神療法を補完しています。

(2)平成20年度より、子どものこころの診療科が独立し、児童精神医学の専門性を強化しました。

(3)リエゾン精神医学に力をいれています。意識障害や認知障害による行動障害の治療のために迅速な対応を行っています。また、身体合併症をもつ精神疾患の患者さんの治療も積極的に行っています。

(4)心理検査のための充実したスタッフを持ち、臨床症状との対応を常に行い、治療へフィードバックしています。

(5)新薬の臨床治験にもできる限り参加し、新薬の臨床情報の蓄積に努めています。また、難治性疾患に対し、種々の薬物の組み合わせで症状の改善が得られないかという目的で院内の臨床治験を数多く行っています。

(6)睡眠時無呼吸や診断困難なてんかん性突発波をとらえるための脳波記録装置を持ち、睡眠障害の診断治療のためのスタッフがいます。

(7)大学病院以外の一般病院での臨床経験が豊富なスタッフが多く、効率のよい治療を行っています。

(8)臨床研究を主たる研究目標としており、得られた結果を診療に反映させています。

(9)多くの関連病院を北陸三県に持ち、希望に応じて研修病院を選べます。

(10)日本てんかん学会賞、日本老年精神医学会特別奨励賞などを受賞した研究実績があり、生物学的精神医学の分野で英文学術雑誌での多くの研究報告があります。また小児の精神疾患では広汎性発達障害の病態解明に力をいれています。

シドニー ベイアー ジュニア賞(2005/5)、若手研究者奨励賞(2006/3)、トラベルアワード(2005/8)、日本統合失調症研究会 第3回研究助成 最優秀賞 橋本隆紀




3.スタッフ

医薬保健研究域脳情報病態学教授
神経科精神科長
子どものこころの発達研究センター長

三邉 義雄(みなべ よしお)
〈卒業大学〉金沢大学 昭和53年卒
〈資格〉精神科専門医・指導医、精神保健指定医、精神保健判定医、医学博士
〈専門分野〉臨床医学、神経科学

医薬保健研究域脳情報病態学准教授
橋本 隆紀(はしもと たかのり)
〈卒業大学〉新潟大学 平成1年卒
〈資格〉精神科専門医、精神保健指定医、一般病院連携精神医学特定指導医、博士(学術)
〈専門分野〉精神医学一般、統合失調症の病態メカニズム

神経科精神科講師
戸田 重誠(とだ しげのぶ)
〈卒業大学〉東北大学 平成3年卒
〈資格〉精神科専門医、精神保健指定医、一般病院連携精神医学特定指導医、医学博士
〈専門分野〉精神医学一般、コカイン依存の病態メカニズム

神経科精神科講師
長澤 達也(ながさわ たつや)
〈卒業大学〉金沢大学 平成5年卒
〈資格〉精神科専門医・指導医、総合病院精神学会指導医、精神保健指定医、一般病院連携精神医学特定指導医、医学博士
〈専門分野〉臨床精神薬理学、統合失調症の薬物治療

神経科精神科助教
金田 礼三(かねだ れいぞう)
〈卒業大学〉金沢大学 平成6年卒
〈資格〉精神科専門医・指導医、精神保健指定医、睡眠学会認定医、医学博士
〈専門分野〉神経科精神科全般

神経科精神科助教
中谷 英夫(なかたに ひでお)
〈卒業大学〉金沢大学 平成7年卒
〈資格〉精神科専門医、精神保健指定医、児童青年精神医学会認定医、医学博士
〈専門分野〉児童精神医学

神経科精神科助教
廣澤 徹(ひろさわ てつ)
〈卒業大学〉金沢大学 平成18年卒
〈資格〉精神科専門医・指導医、精神保健指定医、医学博士
〈専門分野〉精神医学一般

神経科精神科助教
小野 靖樹(おの やすき)
〈卒業大学〉東北大学 平成2年卒
〈資格〉精神科専門医・指導医、精神保健指定医、児童青年精神医学会認定医、医学博士
〈専門分野〉神経科精神科全般

神経科精神科助教  臨床心理士
村松 朋子(むらまつ ともこ)

神経科精神科
坪本 真(つぼもと まこと)

神経科精神科
深井 美奈(ふかい みな)

神経科精神科
石井 奏(いしい そう)

神経科精神科
髙田 省吾(たかた しょうご)

神経科精神科
東郷 泰平(とうごう たいへい)

神経科精神科
西野 和樹(にしの かずき)


子どものこころの発達研究センター教授
菊知 充(きくち みつる)
〈卒業大学〉金沢大学 平成6年卒
〈資格〉精神保健指定医、医学博士
〈専門分野〉臨床神経生理学、臨床脳波学(脳波解析学)

子どものこころの発達研究センター特任准教授
熊﨑 博一(くまざき ひろかず)




4.研修プログラム

▽後期研修1年目
(大学院・医員)
 複数の指導医のもとに、入院患者の診断治療にあたる。回診時の病状報告、抄読、症例検討、関連病院パート、学会参加、学会発表

▽後期研修2年目
(大学院)
 入院患者の診断治療にあたる、回診時の病状報告、抄読、症例検討、関連病院パート、研究グループを選び、学位研究の指導、学会参加、研究、学会発表
(医員)
 関連病院での入院患者の診断治療にあたる。大学の研究会などへ参加、学会参加、学会発表

▽後期研修3年目
(大学院・医員)
 入院患者の診断治療、外来での再来を担当。回診時の病状報告、抄読、症例検討、関連病院パート、保険指定医のレポート作成

▽後期研修4年目
(大学院・医員)
入院患者の診断治療、指導医としての役割、回診時の病状報告、抄読、症例検討、関連病院パート、学位論文作成、学会参加・発表




5.診療内容と症例数

 神経科と精神科を標榜し、精神科病棟(精神保健福祉法による開放・閉鎖病棟)と神経科病棟(精神保健福祉法によらない)があり、精神保健福祉法で規定される精神障害の患者(精神科)と神経疾患や不安障害の患者(神経科)の診療にあたっています。
 小児から高齢者まで、内因性・心因性の精神疾患から外因性の器質性精神障害まで、幅広く診断治療を行っています。また、総合病院精神科として、他科の入院患者のリエゾン精神医療に積極的にかかわっています。
 大学病院精神科として全国有数の外来患者数があり、閉鎖病棟と充実した看護スタッフを持ち重症患者にも対応できます。紹介患者も多く、難治性精神疾患に取り組んでいます。昨年平成17年度では、新患が1124人で再来患者数は一日で100〜200名程度です。
 全身麻酔科で筋弛緩剤を用いた修正電気けいれん療法、てんかん波や変容睡眠検査のための専門脳波室やモニター装置など診療に必要なものはほぼ完備しています。




6.資格取得

▽精神保健指定医
 厚生労働省が管轄する資格です。5年以上の臨床経験と精神保健指導医の指導のもとに3年以上の精神科臨床を行い、法律に定められた症例の診断治療にあたり、かつこれらの症例報告を提出して得られる資格です。
 医療保護入院や措置入院などの精神医療の中核を担う業務をする際に必須の資格で、精神科医である証しでもあります。したがって後期研修で3年以上の臨床を行わないと、この資格を請求することができません。

▽日本精神神経学会専門医
 精神科医療に中心的役割を果たしている日本精神神経学会が定めた専門医です。最近発足した制度で、現在は移行措置がとられています。精神神経学会の会員であり学会が定めた臨床研修を行い、症例報告と口頭試問に合格すれば、専門医の資格がとれます。将来的には精神保健指定医と資格が連動するかもしれません。
 金沢大学附属病院神経科精神科は日本精神神経学会が定めた臨床研修施設に指定されています。




7.学位取得

 大学院へ進学し、まとまった研究をすることを勧めます。これは学術研究に貢献するということと学位取得後の臨床を充実させるためです。学位取得は研究内容にもよりますが、大学院進学後、研究が順調にいけば4〜5年で学位論文(甲論文)を投稿できます。
 脳情報病態学では臨床研究を優先課題としています。代表的な研究分野としてはうつ病、不安障害、統合失調症の病態の研究のほか、生物学的アプローチから発達障害を探る研究があります。
 大学院ではなく論文博士(乙論文)もこれまでに数名おります。新たな臨床知見を得ることも大事ですが、学位研究をとおして臨床で生じた疑問を、材料や方法を自ら組み立てて、結果を得、それを基に考察し一定の結論を得るという過程の経験は、将来の臨床をより確かなものにし、また臨床生活をより充実したものとするはずです。




8.後期研修後の進路

 後期研修を精神科で修了したあとは、是非、精神科の専門医となって精神医療で活躍されることを勧めます。また診療機関以外では医療行政に携わる先生も多く、県の精神保健関連施設でご活躍される先生もいらっしゃいます。また、大学に残り、教育・研究・臨床を支える大学職員となる道もあります。外来だけのクリニックを開業する先生も多くいらっしゃいます。




9.留学

ある程度の研究業績ができたら海外へ出て外国人研究者と研鑽を積むことが望まれます。当科では多くの大学や研究所へグラントを持って留学しています。

▽ベルン大学臨床精神医学(ベルン)
▽カリフォルニア大学脳研究所(カリフォルニア)
▽サルペトリエール病院神経病理研究所(パリ)
▽アルバート・アインシュタイン大学神経学教室睡眠覚醒疾患センター(ニューヨーク)
▽スタンフォード大学医学部睡眠クリニック(カリフォルニア)
▽デュセルドルフ大学精神医学(デュセルドルフ)
▽ケースウエスタン大学生物精神威学区教室(オハイオ)
▽ピッツバーグ大学精神医学(ピッツバーグ)
▽サウスカロライナ大学精神医学(サウスカロライナ)




10.関連施設
国公立病院
石川県
国立病院機構金沢医療センター石川県立高松病院
公立能登総合病院精神センター小松市民病院精神科
公立松任石川中央病院神経科
富山県
富山市民病院精神科高岡市民病院精神神経科
国立病院機構北陸病院厚生連高岡病院神経科
砺波総合病院精神科・緩和ケア科
福井県
福井県立病院こころの医療センター
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石川県
石川県こころの健康センター
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石川県
桜ヶ丘病院岡部病院松原病院
ときわ病院粟津神経サナトリウム十全病院
加賀こころの病院かないわ病院七尾松原病院
結城病院青和病院医王ヶ丘病院
丘の上病院

富山県
佐々木病院グリーンヒルズ若草病院中川病院
川田病院谷野呉山病院魚津神経サナトリウム
矢後病院常願寺病院松岡病院
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福井県
武生記念病院新田塚医療センター福井病院福井松原病院
外来のみパート医を派遣している公立病院
石川県
金沢市立病院金沢社会保険病院公立松任中央病院
能登総合病院小松市民病院
富山県
砺波総合病院富山市民病院
医師の派遣依頼のある病院
長野赤十字病院高山赤十字病院岐阜大学など




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